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〈特集・ウリハッキョの今〉インタビュー・村上敏さん

2016年05月16日 16:34 民族教育

母校「ウリ故郷」をともに守る

村上敏さん(民族教育の未来を考える・ネットワーク広島)

村上敏さん(民族教育の未来を考える・ネットワーク広島)

広島の県立高校の教員をしていた頃、在日朝鮮人生徒が入学してきたことが、教育運動に関わるきっかけだった。彼に在日朝鮮人としての誇りをもってほしい。そんな思いで校内に朝鮮問題研究部を作り、朝鮮語や歴史の学習をした。また、84年には広島県高等学校同和教育推進協議会に朝鮮問題研究会顧問代表者会議が設置され、その代表になった。その間、朝鮮学校の先生たちとの交流も生まれた。JR定期券問題や高体連加盟問題、広島朝鮮学園統合移転問題など、さまざまな取り組みを行った。80年代から、そのような運動の流れが全国的にあったにもかかわらず、今、日本の教育に対する権利意識は70年代に逆戻り、いや朝鮮学校閉鎖令の時代までさかのぼってしまうのではないかという危機感を感じている。

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