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〈特集・ウリハッキョの今、70年の軌跡〉横浜初級/インタビュー・崔哲さん

2016年02月29日 16:18 民族教育

同校9期生。創立50周年行事の際は実行委員も務めるなど、長きにわたって母校を物心両面で支えてきた。

崔哲さん

崔哲さん

少年時代は、朝鮮戦争真っただ中。焦土と化した朝鮮の復興のため、駅前で、手作りの箱を抱え、募金もした。「『朝鮮人か』と怒鳴られてね。露骨な差別や蔑視にさらされていた時代だった」。

そんな時代だからこそ、同胞たちが助け合う光景は当たり前のものだった。10年前、神奈川中高と横浜初級の校舎が老朽化によりひどい雨漏りに悩まされたときにも、率先して改修工事に協力した。「パッと決心したらやる性格」とともに「お金は貯めるものじゃない。人のために、さりげなく、きれいに使う。そうすると皆が喜ぶ。それが一番大事だ」という一貫した思いに裏打ちされた行動だった。

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