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〈全国高校ラグビー〉大阪同胞らが東京朝高に食事準備、ボールなども贈る

2015年12月26日 08:52 スポーツ 暮らし・活動

「第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会」(27日~2016年1月11日)に向けて、大阪朝高のグラウンドで最終調整を行っている東京朝高ラグビー部を支援、激励しようと、25日、開催地である大阪の同胞たちが駆けつけた。

大阪朝高ラグビー部のオモニなどが東京朝高の選手たちに昼ご飯を準備した。

大阪朝高ラグビー部のオモニなどが東京朝高の選手たちに昼ご飯を準備した。

大阪朝高ラグビー部のオモニと大阪朝高の食堂で務める同胞は、150食分のスタミナ丼とわかめスープ、キムチを準備し、大阪朝高ラグビー部と東京朝高の選手、関係者に配った。丼に使った約40kgの肉は、滋賀県在住の同胞から送られてきたものだという。

大阪朝高ラグビー部父母会のオモニ会長である金尚美さん(48)は「料理が子どもたちの力になってくれたら嬉しい。同胞の愛を通じてウリハッキョ(朝鮮学校)に通ってよかったと、少しでも思ってもらえれば」と料理に込めた思いを述べながら、「どこの地域だろうとウリハッキョに通っている同胞生徒なら愛おしい。『花園』での1戦1戦を頑張ってほしい」と激励した。

一方、昼食後には大阪府青商会の金昌文会長(41)と朴一樹副会長(41)、朝青大阪府本部の玄元起委員長が学校を訪れ、同部に公式ボール10万円分を寄贈した。

大阪府青商会と朝青大阪府本部が東京朝高ラグビー部(右)に公式ボールを贈った。

大阪府青商会と朝青大阪府本部が東京朝高ラグビー部(右)に公式ボールを贈った。

大阪朝高ラグビー部OBの金昌文会長は「これまで大阪朝高が『全国』大会に出場したとき、日本各地の同胞たちが応援してくれた以上に、何かしてあげたかった」と話す。「自身の学生時代とちがい、『全国』の門戸が開き、その舞台に立つことのできる選手たちが正直羨しくもある」としながら、「結果より、朝鮮民族、ウリハッキョの代表としての意地、どんな相手にもひるまずタックルする闘志を見せてほしい」と期待を寄せた。

そのほかにもこの日、北大阪初中の生徒たちが横断幕と色紙を、女性同盟大阪府本部の活動家たちが補助食品を同部に贈り、激励した。

(高英俊)

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