〈特集・東学農民戦争から120年〉中塚明、井上勝生両氏らに聞く


外交文書、戦史から抹殺

頭骨に添えられていた書付(北大「古河講堂『旧標本文庫』人骨問題報告書』同調査委員会」より)

頭骨に添えられていた書付(北大「古河講堂『旧標本文庫』人骨問題報告書』同調査委員会」より)

日本が朝鮮を支配するのに重大な一歩となったのは日清戦争だ。「朝鮮独立」のためと日本が言って始めた日清戦争の最初の武力行使が、朝鮮の王宮占領であった。中塚さんは1994年、奇しくも日清戦争からちょうど100年目の年、福島県立図書館の「佐藤文庫」で、旧日本陸軍の参謀本部で書かれた「日清戦史」の草案を調査した。そのとき、朝鮮王宮占領の実態が詳細に書かれた草案の記述を発見した。そこには、この朝鮮王宮占領は、日清戦争を始めるにあたって、なかなか日本のいうことを聞かない朝鮮の国王を擒にして、日本軍のいうことを聞かせるために、事前に周到な準備をして、日本政府の出先機関である公使館(いまの大使館)と日本軍が緊密に協力して引き起こした計画的な占領であったと記されていた。

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