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〈人・サラム・HUMAN〉早稲田大学文化構想学部4年/中野友美子さん

「もう友だちの涙はみたくない」

中野友美子さん早稲田大学の「日本コリア未来プロジェクト」をきっかけに、朝・日大学生友好ネットワークの朝大生たちと交流を始めてはや4年。今は朝・日の学生を繋ぐ窓口的な役割を担っている。定期的な交流を通して、在日朝鮮人を取り巻く現状を知った。昨年の夏には、出身地・愛媛県にある四国朝鮮初中級学校を訪問。同校校長の「朝鮮学校を受け入れることは地域の日本社会にとって、とても重要なこと」という一言を聞いて、朝・日交流活動の意義を再確認したという。

就職活動への影響や親の反対を理由に離れていくメンバーもいた中、中野さんを突き動かしたのは「友だち」の存在だった。「食事会で、朝大生が涙ながらに『この活動の先が見えなくなる時がある。これまで日本人に同じ説明を繰り返してきて、一体何が変わったんだろう』と言った。その時に彼らが、どんな思いで日本の大学生と交流を行ってきたかに気づき、『友だちのために何かしたい』という気持ちが芽生えた」。

文科省前の「金曜行動」にも参加する中野さん。初めてその場に立った時「参加者の悔しさや怒りが伝わってきたと同時に、自分が差別を行っている日本政府と同じ側に立ってはいけないという思いで、涙が溢れるのを止められなかった」と語る。

「無償化」運動について「もう当事者ばかりが声を上げるのには限界が来ている」としながら、新たな方法を模索し、共に行動していきたいと意気込む。(宥)