〈サッカー協会のページ〉光明星節記念・第27回在日朝鮮学生選手権

指導員のための講習も実施

U-16大会で優勝した京都朝高学区

光明星節記念「第27回在日朝鮮学生サッカー選手権大会」が1月20～22日、静岡県・時の栖で行われた。

大会は、U-16、14の各カテゴリーで行われ、それぞれ8チーム、計16チームが参加した。

U-14大会で優勝した東京朝高学区A

開会式では主催者を代表し、在日本朝鮮人サッカー協会の李康弘理事長があいさつした。李理事長は、今年が総聯と在日朝鮮人運動の新たな全盛期を拓く年、朝鮮創建65周年と祖国解放戦争勝利60周年を迎える歴史的な年であると指摘。生徒たちに向け、学校を愛する気持ちを持って、メンタルとフィジカルの両面の強化に努めてほしいと述べた。また、勝敗を争う中で新チームとしての力を養い、とくにディフェンス意識を高めることに重点を置き、「未来の朝鮮代表選手」を目指してがんばってほしいと激励した。

大会では熱戦の結果、U-16大会で京都朝高学区が3年ぶりに優勝した。また、U-14大会では選抜練習で成果を上げている東京朝高学区Aが2連覇を果たした。優秀選手たちには、記念品が贈呈された。

大会で注目を集め結果以上の高い評価を得たのは、茨城朝高学区チーム（U-16）だった。チームが見せた「たたかう方向性」の一致は、常日頃から共にプレーするチームのように見えるほどだった。また、各試合では生徒、教員、学父母の情熱により活気ある試合が多かった。

指導員のために行われた講習の様子

一方、大会では、「第8回JFAフットボールカンファレンス」（1月12日～14日）に参加した在日本朝鮮人サッカー協会の金光浩副会長（JFA公認S級コーチ）による報告、愛知朝鮮中高級学校高級部サッカー部の金鐘達監督（AFC公認A級コーチ、JFA公認ゴールキーパーA級コーチ）によるゴールキーパー実技講習、サッカー協会の金鍾成副会長（JFA公認S級コーチ、47FAインストラクター）による大会試合分析と練習内容に関する講義、指導員たちによる討論会などがあった。

【在日本朝鮮人蹴球協会】

大会成績

• U-16大会　①京都朝高学区　②東京朝高学区A　③愛知朝高学区
• U-14大会　①東京朝高学区A　②神奈川朝高学区　③愛知朝高学区