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日本クラシック音楽コンクールで2位受賞/金剛山歌劇団メゾソプラノ歌手・李紗栄さん

2012年12月22日 13:59 文化

第22回日本クラシック音楽コンクールの声楽部門一般女子の部に出場し、1位該当者なしの2位を受賞した。

日本3大音楽コンクールの一つである同コンクールに、全国から1万7千人が出場。同部門では過去4年間、1位、2位の受賞者がいなく、李紗栄さん(28)が4年ぶりの2位となった。大会は予選、本選に続き、12月7日に全国大会が行われた。

コンクールではオペラ「カルメン」より「ハバネラ」、「セギディーリャ」の2曲を披露。きれいなチョゴリを身にまとった李さんは、「朝鮮民族特有の美しい歌声が印象的で、豊かな表現力をもっている」と審査委員らを魅了した。

金剛山歌劇団巡回公演の朝鮮舞踊ミュージカル「春香伝」と同時期に行われた同コンクールに向け、合間を縫って練習に励んだ。受賞の結果を聞いたときは「留学経験豊富で優秀な歌手が多かったので、まさか自分が2位だとは思いもしなかった」という李さん。「今回の受賞で、金剛山歌劇団の芸術性の高さを証明することができた。民族教育の中で育ち、祖国の愛情、多くの方々の支えがあったからこそ受賞することができた。今後もさらに技術を磨き、まい進していきたい」と抱負を語った。

来年の3月25、27日にかつしかシンフォニーヒルズ(東京都葛飾区)で行われる同コンクール入賞者披露演奏会「ガラコンサート」に李さん(25日)も出場する。

(朝鮮新報)

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