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金正恩第1委員長、 管制指揮所で打ち上げ指示

2012年12月15日 12:32 共和国

13日発朝鮮中央通信は、「光明星3」号2号機打ち上げの当日(12日)、金正恩第1委員長が衛星管制総合指揮所を訪れ、第1委員長自ら打ち上げを指示していたことを明らかにした。第1委員長は打ち上げを成功させた科学技術スタッフをたたえ、国の科学技術と経済を発展させるために今後も、人工衛星の打ち上げを続けていかねばならないと強調した。

朝鮮中央通信によると、金正恩第1委員長は12日午前8時、朝鮮宇宙空間技術委員会に人工衛星「光明星3」号2号機の打ち上げの最終の直筆の命令を出した。朝鮮中央通信が公開した書簡には、「党中央は衛星の打ち上げを承認する。2012年12月12日午前10時に打ち上げること。金正恩 2012.12.12」と書かれている。

衛星管制総合指揮所を訪れた金正恩第1委員長(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

そして、打ち上げの約1時間前である午前9時、衛星管制総合指揮所を訪れた。国防委員会の張成沢副委員長、朝鮮労働党の朴道春書記が同行した。

金正恩第1委員長は、人工衛星の打ち上げ準備状況を了解した後、発射命令を出した。

9時49分46秒、火炎を吹き出しながら「光明星3」号2号機を搭載した運搬ロケット「銀河3」が打ち上がった。

第1委員長は打ち上げの全過程を観察した。

空高く上がる衛星が電光掲示板にリアルタイムで示された。1∼3段で構成された運搬ロケット「銀河3」が成功裏に分離され、打ち上げてから9分27秒後の9時59分13秒に、人工衛星が軌道に正確に進入したという観測資料が指揮所に届いた。

瞬間、「万歳!」の歓声が上がった。

金正恩第1委員長は、人工衛星打ち上げの成功に大満足していると表明し、科学技術スタッフたちの偉勲を高く評価して朝鮮労働党中央委員会の名義で感謝の意を表した。

第1委員長は、「光明星3」号2号機は徹頭徹尾、われわれの力と技術、知恵で開発、製作されたチュチェの衛星であると述べ、今回、人工衛星を極軌道に進入させることに成功したことは、朝鮮の宇宙強国としての地位をいっそう強固にし、科学技術分野で朝鮮がすでに世界の最先端に堂々と立ったということを改めて内外に示したと語った。

また、今回打ち上げに成功したことで、平和的な宇宙利用の権利を堂々と行使して国の科学技術と経済を発展させるうえでの朝鮮労働党と朝鮮政府の断固たる立場を示したと強調した。

さらに、寒い冬に衛星を打ち上げることは科学技術面で確かに困難があるが、それでも大成功を収めたことは、わが国の科学技術レベルが世界的水準にあることを示す誇るべき快勝であると語った。

金正恩第1委員長は、科学者、技術者たちと共に記念写真を撮った。

(朝鮮新報)

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