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〈私たちのうた〉おねえちゃんのお姉さん/尹石重

2012年10月22日 16:10 文化・歴史

わたしは いつも おねえちゃんの 着た

ボロボロの お古ばかり きるの

 

あっ、この チョッキも そう

あっ、この ズボンも そうなの

それに この本も おねえちゃんが 習ったあとの 本でしょ

この おぼうしも おねえちゃんが 小さくて 使えなくなった ものよ

 

どうして おねえちゃんの お姉さんには なれないの?

(選訳・金真美)

ユン・ソクチュン(1911~2003)

ソウルで生まれ。1932年、上智大学神文学科を卒業。1924年「新少年」に童謡「春」が、1925年雑誌「オリニ」に童謡「オトゥギ」が当選した後、数多くの童謡を発表し、児童文学の先駆者として活躍した。

「兄弟のおさがり」というものはどの貧しい家庭でもみられるが、兄弟それぞれが自分のものを持ちたいのではなく「おねえちゃんのお姉さん」になってまず新しいものを持ちたいという発想は子どもならではだ。

朝鮮語原文

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