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〈Sinbo -계승과 혁신- 10月〉今求められる分会の活性化

2012年10月17日 14:10 特集

「総聯分会代表者大会-2012」(10月20、21日)をきっかけに、各地の分会は「新しい全盛期 愛族愛国模範創造運動」に一斉に取り組んでいる。1990年代半ば以降、分会活動が下火になり、分会委員たちの世代交代が進まず「有名無実」化した分会も少なくない。一方、同胞同士が地域や生活のなかで出会い、助け合う、昔ながらの「トンポトンネ」の存続を願う声も少なくない。支部や学校で会うのとは異なる分会の温もり――幼い頃にそうしたアットホームな分会の雰囲気を味わったことのある若い世代が、青商会や若いオモニたちのサークル、アボジ会、オモニ会での活動を経て、分会に活気を取り戻そうと立ち上がっている。分会とは何か、なぜ今、分会の活性化が必要なのか、同胞は分会に何を求めているのか、各地の分会を取材した。

(朝鮮新報)

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在日同胞が多く住む東京・足立の分会では、同胞同士が酒席を共にすると、その後に銭湯へ行き、また飲み直すこともあるという。つながりを重んじ、異国の地で同胞同士が助け合って、兄弟や親せきのような付き合いを大切にしている。また、ある分会では、分会長が分会委員と力を合わせ、総聯が発行している出版物などを手に同胞の家々を常日頃から回っている。60代の分会長は、「何かあったとき、頼りにするのが分会」だと強調する。(続きを読む)
「分会は必要か否か」―。「村」などの意味を表す「トンネ」という朝鮮語は、仲むつまじい同胞コミュニティー・分会の姿と重なる。総聯第22回全体大会(2010年)後、総聯京都・西南支部委員たちは、議論を重ねる過程で分会の必要性を確認し合ったという。昨今、注目度が高まっている青商会や朝青などの数ある同胞組織の中でも、「老若男女が集える場」である分会の活性化は、地域社会の盛り上がりにとってなくてはならない大切なピースだったからだ。2000年代以降、西南支部内で恒常的な活動が続けられてきたのは上桂分会だけだった。時代の変化、世代交代など理由はさまざまだったが、他の分会では次第に活動が停滞していった。支部では「同胞たちが一番身近に接する分会が活性化されてこそ、地域同胞社会のより大きな力が発揮される」という共通認識のもと、22回大会を契機に分会再建を本格化。昨年から今年にかけて、桂分会(1、2、3分会合同)、乙訓分会(前身は向日長岡京分会)、洛西分会を再建した。(続きを読む)

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