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仏会社と技術提携した平壌香料貿易会社

2012年10月16日 13:06 共和国

9月28日に操業を開始した平壌香料貿易会社の平壌香料工場(統一通り)。敷地面積1万4,000㎡の工場では、食用香料と工業用香料、香水が専門的に生産されている。

同工場で生産されている食用香料

平壌香料貿易会社とフランスのジャンニエル香料会社との間に結ばれた技術提携によって運営されている同工場の製品は、「玉流(オンリュ)」のブランド名で出荷されている。

食品香料はリンゴ、桃などを原材料にした果物香料と牛乳香料があり、工業用香料には朝鮮人参香料、マクワウリ(メロンの一変種)香料などがある。またラベンダー、樹林などの香水も生産している。

オートメーション化された工場では、年産600トンの食品香料と200トンの工業用香料、240万個の香水が生産されており、食料および日用工業部門工場、企業所に送られている。香水は商店、百貨店で販売されている。

工場には食品香料調香室と工業香料調香室、また新製品開発室があり、国内の専門家らが研究にあたっている。

関係者によると、同工場の設立は金正日総書記の遺訓でもあるという。2年前、総書記は現代化された平壌穀物加工工場を現地で指導しながら、あめと菓子類の質を高めよるためには香料問題を解決しなければならないと指摘。香料工場の建設を急ぐとともに、同分野を世界的水準に引き上げるよう言及した。

同工場で生産される製品は現在、平壌穀物加工工場と平壌冷泉サイダー工場をはじめ食料工場と平壌化粧品工場、新義州化粧品工場をはじめ全国の軽工業工場に出荷されている。各工場では、輸入産の香料より品質が高いと反響もいいという。

(平壌支局)

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