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〈ロンドン五輪〉ウエイトリフティングでメダルラッシュ/要因はコーチの存在と強い精神力、同胞専門家が分析

2012年08月01日 00:49 スポーツ 主要ニュース

98年バンコクアジア大会に朝鮮代表として出場したことのある北海道朝鮮初中高級学校ウエイトリフティング部(現在休部)の元コーチで在日本朝鮮人ウエイトリフティング協会技術部長の金太壌さん(36)に、朝鮮選手の活躍について話を聞いた。

62キロ級で世界記録を更新し金メダルを手にしたキム・ウングク選手は、スナッチで群を抜いたパワーを発揮した。スナッチで五輪記録を更新した時点で、他国の上位選手と差をつけ、楽な試合運びができたと思う。トータルでは2位に10キロ差をつけ力の差を見せつけた。とくに、スナッチ3回とクリーン&ジャーク3回の計6回の試技で成功率が高く(5回成功)、今後長い間、チャンピオンとして君臨できるだろうと感じた。上半身の強さと瞬発力の高さにも驚いた。朝鮮には、この階級に強い選手が多い。

オム・ユンチョル選手は、56キロ級で五輪記録を更新し、金メダルを獲得した。キム・ウングク選手とは逆のタイプだ。スナッチでは他の選手に負けていたが、クリーン&ジャークが強いため、トータルで勝った。クリーン&ジャークでは、人間のフルパワーであげられる最高度のレベルであると言われる自身の体重の3倍(168キロ)をあげた。下半身の強さがずばぬけている。さらに1回目で160キロをあげた。2位選手が3回目でやっと金メダルを狙い161キロに挑戦して失敗しているだけに、パワフルな選手だという印象を受けた。

48キロ級のリャン・チュンファ選手は、緊張感あふれる試合運びで、熾烈な銅メダル争いを展開し、1キロ差でメダル獲得となった。スポーツ選手にとってメダルを獲得するのとしないのとでは価値が違う。メダルを獲得できて本当に良かった。リャン選手は2回目、3回目のスナッチを失敗したが、クリーン&ジャークで記録を伸ばした。とても強靭な足腰だった。

朝鮮がウエイトリフティング競技で強い理由は、ベテランコーチ陣が多く、練習の質が高いとともに、朝鮮国旗を表彰台の真ん中に掲げたいという精神力が強いからだと感じている。また、男子の五輪王者はそう多くないだけに、今回の金メダル獲得は特記すべきことだ。

(朝鮮新報)

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