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〈私たちのうた〉笑う 栗の お山/キム・ヨンス

2012年03月26日 15:56 文化・歴史

ぼくら 少年団の

栗の山はね

大きく ハハハと

笑う お山なのさ

 

ひと粒ひと粒

栗が 実るとき

針かな やりかな

トゲを ふりかざす

 

リスやい あっちいけ

ひとつも あげるもんかい

口を ぎゅっと つぐんで

だんまりさ

 

お山のあるじの ぼくたちが

栗を ひろいに 来た その日

うれしくて にっこり

口もとが ほころんだ

 

虫を とり 草を かりとってくれた

少年団員たち

あたらしい 栗のお山の あるじたち

ありがとう

 

たわわに みのった いがぐりが

ハハハと うれしく 笑うとね

大きな 栗が ぼとぼとと

土の上に ごおろごろ

 

主席の くださった

宝のような 栗の山

豊作の うれしさで

お顔に ぱっと 笑いが 咲いた

(「児童文学文庫6」金星出版社、1981)

※鋭いいがをふりかざしているが中の実が熟れるとぱっくり割れる栗の性質を「笑う栗」とみたて、一生懸命手入れした栗山の豊作に喜ぶ少年団員たちの姿を描いた。

(選訳・金真美)

朝鮮語原文

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