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〈朝鮮近代史の中の苦闘する女性たち〉明成王后閔氏

2003年01月27日 00:00 歴史

19世紀末、国内外の政治に深く関わり、ついには1895年、日本の手によって殺された明成王后は朝鮮史に登場する女性の中で最も知られた人物である。

これまで彼女に対する評価は、黄玹の「梅泉野録」などのような野史類に伝えられている伝聞記録、日清戦争以後に暗躍した日本人のジャーナリストや歴史家が残した記録、また、彼女と直接会った西洋人が残した見聞記などに依拠してきた。これらは〝風聞〟の範囲を越えるものではなく、〝奸悪な雌鳥〟〝事大亡国奴〟というイメージを作り上げた。

しかし最近、南で人気を博したミュージカルや大河テレビドラマ「明成皇后」に登場する彼女は、〝開化の先覚者〟〝聡明な外交策略家〟と再評価されており、学界から度を越す過大評価であると批判されるほどである。

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